11月19日に蓮宗尾張青年会主催の団参で兵庫県の能勢の妙見様に日帰りでお参りしてきました。当山蓮照寺の檀家さんも2名参加し、皆様とともに行ってきました。
妙見さまの信仰は、古代中国では「北極星」を天帝としてあがめるものでした。それが日本にも伝わり、「妙見」 =「優れた視力」ということで、善きことや真理を見ることのできる意味として、そこに仏教思想と組み合わされて「菩薩」の概念が加わり妙見菩薩として古くから信仰されてきました。
この能勢は身延山久遠寺第二十一世の日乾上人により、能勢郡の法華道場として布教活動の拠点となり、妙見大菩薩のご尊像を日乾上人自ら彫刻して授与し、これを能勢の領地が一望できる為楽山の山頂(大空寺趾)にお祀りしたところからはじまるとされます。
関西地方までの長い旅でしたが、皆様の日々の信仰増進に大いに御利益ある意義のある参拝でした。