3月末の瓦ふせ以来、1カ月更新をサボっておりました。お彼岸、永代経が過ぎ、もう5月の声が聞こえる頃になりました。
今年の4月は雨が多く、外の仕事(瓦職人さん)は困っていて、現場監督さんも休みの日に作業したりと大変です。
すっかり本堂の瓦がほぼふせ終り、棟部分(向かって左の斜めの部分)の瓦工事に入っています。
足場をのぼって近場でとりました。先頭に並んでいる瓦は井桁に橘の日蓮宗紋章の瓦を特注で作ってもらいました。
熨斗(のし)瓦といって、棟部分の瓦に使います。こちらもいぶし銀の瓦になります。
熨斗瓦は土と藁をこねたもので積んでいく古来の方法でやります。
棟の下の方には鬼瓦がはやくも取り付けてあります。
本堂の屋根は上へ行けば行くほど勾配が急になります。この反りはあちこちにあり、独特の建築美になっています。
熨斗瓦が何枚も丁寧に積み上がり、きれいに棟部分ができています。輪っかの部分は雪止めです。雪が積もったときに溶けてどさっと落ちないようにするものです。南側の屋根ににも一応つけるんですね。