10/7以来、現場の進捗状況をUPするのを一ヶ月以上サボってました(^^;
台風が2つも来たり、基礎工事にやや時間がかかっていて、ようやく客殿の建て方が始まりました。その間にお寺の方は11/13に御会式行事をお隣の妙栄寺様をお借りして無事終わり、いよいよ今年も残すところわずかとなってきました。
11/17、18の様子をUPします。
先月より設計会社と建築会社の看板が工事現場に掲げられました。
工事中の客殿の裏に建設会社の現場事務所ができました。およそお寺の風景には似つかわしくない自販機つきです(^^;
2階建てで、1階が職人さんの休憩所 兼 会議場所 兼物置。2階が事務所とのこと。これができてから現場監督さんもようやく中で事務仕事ができるとあって作業がしやすくなったと言ってました。PCのネットも引いてました。夜7時~8時まで電気がついていることもあります。ご苦労様です。
本堂の参道の石畳をはがしていました。はがすと大変厚くてしっかりしています。本堂完成したらもちろん敷き直します
組み立てられた足場を気をつけながらのぼってみました。基礎の上に土台敷きといって木材をうつところから始まります。
足場をつたって、東側より西側を撮影。正面は西隣の国照寺様の庫裡です。
現場事務所より裏側の県営住宅側を撮影。元々溜池だったのがすっかり埋め立てて様変わりしました。当面ここから現場監督さんと工事車両は出入りします。
墓地側から撮影。正面右手に見えるは蓮照寺の仮設事務所、左手は自宅です。本堂の基礎の配筋作業もすすんでます。本堂と客殿が同時にできていく様はなかなかみていて壮観です。
解体した旧客殿の玄関入り口の上にあったマツ材の梁を保存してもらっていて、今回の新客殿の吹き抜けに使います。その木材が久しぶりに蓮照寺に運ばれてきました。この写真は加工した部分を他の部分あわせるためにバーナーであぶっているところです。現場副監督さんも毎日ご苦労様です。
少しずつ木材が組み立てられていきます。掛け矢(大形の木槌)を使ってトントンと小気味いい音を響かせながら、若い大工さんが縦横無尽に行き交い、動き回りダイナミックに組み上がる躯体の行方を見ているとこの人たちは凄いと改めて思いました。
さて、旧客殿の古材を慎重に組み合わせて新客殿に組み込んでいきます。やはり古いものは見ていて味わいがあって落ち着きます。新しい建物の中に古材があるとそのコントラストでさらに強調されて、すばらしい空間になると思います。この古材は後で化粧材(飾り)レベルで十分と思ってましたが、構造材的な組み込みをしてくれてします。木は一生現役なんですね。感心します。
古材はマツ材ですが、新材はすべてヒノキです。ヒノキ独特のまさに杜の香りが現場にただよってます。自然を感じる部分です。
基礎の段階では、各間取りをみて「こんなものなのかな?狭いな」と内心思ってました。しかし、建て方が始まり、組み上がった躯体(骨組み)を見て今度 は「おぉ!? こんなに大きかったかな?」と思うものなんですね。人間の平面の感覚と立体感覚はまた違うものなんだと実感しながら今後もUPしていきま す。
加工現場ですべて加工されて運ばれてきた部材です。昔は現場で大工さんがカンナで作業していたものですが、今はこういったものもすべて加工は工場ですましてから持ってきます。風情はなくなりましたが効率重視ですね。